APS大阪公式記録会に参加&ジャッジのお手伝いデビュー

APS

2019年6月9日にエディオンアリーナ大阪の剣道場で開催されたAPS大阪公式記録会に参加しました。今回初めてジャッジのお手伝いをお受けしたので今までの公式とは全く別のものになりました。

正直なところ、ジャッジの依頼がきたときにお断りすることも考えました。ジャッジというのは非常に重要な役割であることはわかっているので、とても緊張するだろうと。そして、バッジの更新は公式の試合でしかできないし、関西での公式の開催回数は少ないので試合に集中するという選択肢もありました。なにせ私はとてもデリケートなメンタルの持ち主なので、ただでさえ緊張する公式でジャッジをするという「初めてのこと」をする緊張感に耐えられるか不安でした。

でも逆に考えるとジャッジの経験ができる場も少ないし、わたしに依頼してくださったJASGの担当者の方のお気持ちに応えようと思いました。

APS大阪公式の朝

公式で来るのは3回目?かな。御堂筋シューティングクラブの練習会も開催したことがあるのでもうこの景色は珍しいものではありません。この日があんな1日になるとはこの時点での私は想像していませんでした。

射順が発表され、わたしはシルエットスタートで1番目に撃つことに。

シルエット競技


シルエットの点数は5点。

ジャッジすることに対する緊張と、公式特有の緊張と、寒さのせいかな。「で、プローンは何点ですか?」とか聞かれてもおかしくない。

自分の競技が終わったら2回競技を見学し、シルエットのジャッジをします。

見ていたらちょこちょこトラブルがあるんですね。あぁやっぱり公式だと緊張でそういうこともあるのか……頭の中でマニュアルがぐるぐる。いつも練習会でやっていることと同じはずなんですけど、私の判断で射手の得点に影響が出るかもなんて考えたら神経ピリピリ、酸欠に。

いざ、ジャッジ。射手の準備が整ったら手を上げてメインジャッジに合図するのですが、何回か忘れた気がしますが、スムーズに試合が進んだのでメインジャッジの方に感謝いたします。

そしていきなりドカンと頭ぐるぐるタイム。

選手のプローンの姿勢がいつも練習会で見かけないものだったのです。

射座に入られる時「プローンの姿勢がダメだったら言ってください」とおっしゃったので注意深く……と思っていたらクリードモア。しかもAPSが内腿に乗っているスタイル。

あぁぁぁぁレギュレーションには

・必ず腹部か背中部を床面に付けること

・体の一部が前と左右の線を超えないこと

・こぶし等をスタンドとして利用してもよい

だったよなぁぁぁと必死で思い出し、以前クリードモアってこういうのでもいいんだよと練習会でいくつかチャカさんが見せてくれたものにあった!OKだ!

この時に全てを使い切った気がする。

ブルズアイ競技

点数は96−6X。あら、練習どおりできてるじゃない。

公式の前日に気づいたイメージで撃ったらとても気持ちよく撃てたので、多分これ悪くない。続けていこうと思います。

ジャッジもわりとスムーズにできたと思う。ブルズアイのジャッジをするにあたりとても気をつけたのが的の交換をして帰ってくる時の表情。たとえ満射でも0点でも表情を変えないこと。これはできたかな、と思う。

そして休憩をはさんでプレート競技にいくのですが、この時食事についてちょっと悩みました。

休憩時間

いつもわりと適当にしているというか、その日の体調に合わせて選ぶようにしています。なんとなくあんぱんを食べることが多いように思います。

この日はジャッジが終わって30分後に自分の射順ということで、しっかり食べたら満腹モードで眠たくなるし、どうしようかなぁをあんぱんを1/4だけ食べることにしました。でもこれ、もうちょっと食べておいた方がよかったのかもしれません。

そして、ここでよくないことしちゃったんですね。

シルエットの点数とブルズアイの点数を足したら101点。ここでもしプレート満射できたら奇跡のバッジ更新じゃないか、と。

プレート競技

そして始まったプレート競技。もうねやっちゃいけないことやっちゃった。という感じです。

下段の4枚目まで順調、多分サイティングミスで5枚目が倒れなかった時に「あぁバッジ更新できない」と思っちゃったんですね。

練習の時、1回うまくいかないと歯車が狂ったように連続してうまくいかないことが続く。それが公式でも起きました。狂ったものをリセットできず中段は全部✖️。

さあリセットで上段!で1枚目がうまくいってホッとしすぎて2枚目、3枚目が✖️。一喜一憂はダメなんですって。ここからまた必死になって考える。あれ、今までちゃんとサイト見てた?的見てたんじゃない?と。最後の2枚は意地でしょうか。

トータルスコア129-6Xで私の大阪公式は終りましたが、まだまだ気は抜けません。残念とか思ってる場合ではないのです。

重大任務であるプレートのジャッジが残っているからです。

ミスショットがあった場合どうする、とかレギュレーションブックの内容を頭でぐるぐると。

それ以外にも、選手ごとに準備ができたときの合図が違うのでうまく判断できるだろうか、とかすごく緊張しました。

「はい」という声が聞き取れるか不安なので喉や口のあたりの動きを読み取るべく凝視。何度か聞き取れず、でも静止しているので手を上げた場面も。試合後、その選手に聞いて見たら「あ、はいって言うの忘れてました」とのことだったのでホッとしました。

公式が終わって思うこと

今回の公式の点数、最近の練習会の点取りでの点数から比べたらそれは随分と下がってしまったなぁと思います。「いつもあんなに練習しといてあんな点数出してる」と笑われても仕方ないと思います。

残念ではあるのですが、なんというか「そんなときもあるよね」と思います。

ブルズって多分、今一番得意な種目。練習でひどいなぁという点数でも80点代後半。プレートは9枚の時とかあります。シルエットにいたっては、「え?あれ?全然わからない」ということがたまにあります。

得点の低かった2競技については、練習の悪い時の結果が出た。実力。ただそれだけなのではないかと思うのです。プレートとシルエットの自分の最悪の時の点数の底上げをしていけばいいのですよね、きっと。

公式から2日経って、成長するための練習を始めています。

あ、そうそう。自分のことではないですが、仲良しのY本さんが素晴らしいスコアで1位。そして腕を痛めているチャカさんが気合いで2位。いつも頼りにしているゴロ先輩が3位というのもとても嬉しかった。本当にめでたい。

さあ彼らに追いつくぞ!

タイトルとURLをコピーしました