ジャイロセンサーを搭載した射撃上達のためのトレーニングができるMANTISの最上位機種「MANTIS X10 ELITE」を買いました。
マンティスXとだいたい一緒
といいたいところなんですが……
MANTIS X10 ELITEはすごい。
本当にすごい。
射撃の練習に必要なことだいたいカバーしてくれてるスグレモノじゃないかと思います。
公式サイトの比較表をご覧ください。

いろんなこと、できすぎでしょう。
MANTIS Xは持ってるし(お値段高いし)どうしようかなぁと悩んだのですがホルスタードロウが速くできるようになりたかったので「ホルスタードロウの軌跡をとってくれる」という点が最大の魅力で、思い切って買いました。
MANTISコーチの教えにしたがって練習をしたら射撃の腕前はぐんと上がるに違いありません。
実際、MANTIS XをマルゼンAPS−3につけて練習したらかなりトリガーが丁寧に引けるようになりましたから。
MANTIS X10 ELITE開封
いつものやつ、とりあえずやっときますか。
MANTIS X10 ELITE、辛い旅だったのか箱に傷が入っています。

多少外箱がどうこうなろうとこんなケースに入っているので安心。

中にはこんなに入っています。

横から見たところ。だいたい横幅3cmちょっと。縦は2cmぐらい。

上からみたところ。横幅2.8cmぐらい。

下から見たところ。

とても小さくて軽い。
ハンドガンだけでなく、カービンやライフルにも使用できるようです。専用の的などは必要なく、MANTISとスマホやタブレットにアプリをダウンロードするだけでトレーニングができます。
アプリは日本語対応なので、英語がわからない私でも使いやすくてありがたい。
弾を発射しなくてもデータがとれる
記録を取るのは実弾、ドライファイア、CO2の3モードに対応。
ドライファイアもシングルアクションとダブルアクションとで分けられている?(知った風に書きましたがシングルアクションとダブルアクションの違いはわかっていません)

ドライファイアでも使えるので、BB弾を出せない環境でも練習できてとても便利。
MANTIS X10 ELITEの練習メニュー
たくさんのメニューやドリルがあります。

リロードのドリルも3種類。

きっとこれはBB弾発射してする練習なんだろうな。
「人質犯トレーニング」というものがあり、人質を救出する機会なんてないけどそのうち遊んでみたいですねーとか思って見てみたら……

なになに?
初級「開始の合図とともに、銃を取り出し、構え、撃ちます。人質救出のためには、85点以上、4.0秒以下が必要です」
いやいやいやいや、これ、とてもこれいいんじゃない!?とパソコンから離れて初級で遊んでみました。

ちょっと待って。これとても楽しい。
今回私は8人の人質を救出することができました!
つまり2人は……
これ競技の練習にいいと思うのでやってみよう。
そして、肝心のホルスタードロウです。
ある日の私のデータがこちら。

MANTISのアプリの解説によると
①グリップ(緑色の部分)
開始の合図から銃を握るまで。②引き抜き(青色の部分)
銃を握ってからホルスターから引き抜くまで。③水平(浅葱色の部分)
銃を握ってから引き抜き、銃が水平になる位置まで持ち上げるまで。④的(黄土色の部分)
銃を水平に持ち上げてから、狙いをつけるまで。⑤撃つ(オレンジ色の部分)
狙いをつけてから撃つまで。
ということがわかります。
そしてそれがどのような軌跡を描いたかも見ることができます。

自分の動きを丸裸にしてくれます。
緑が多いと「ブザーに対する反応が遅かった」とか、オレンジがびよーんと長いと「止まらないでとりあえずトリガー引いたな」とか、そいうことがわかります。
私の場合、青色と浅葱色がバランスよく並ばないのでそこも問題なんだろうなぁと思っています。
同じ場所から同じ動きをして同じ的を狙って撃つのだから軌跡がこんなに変わっちゃいけないはずだし、速く撃ちたいなら軌跡がぐにゃんぐにゃんしているのは無駄な時間だし。
MANTIS X10 ELITE自分の動きを可視化してくれる最高のコーチです。
特にこんなご時世、外出せずに自宅でBB弾を出さずにこういったトレーニングができるというのは最高ではないでしょうか。