いつもは日本でエアソフトIDPAを楽しんでいます。5月にタイで行われた実銃IDPAマッチに参加しました。今まで実弾射撃の経験もなく、おまけに英語もタイ語もわかりません。無謀すぎるチャレンジでした。
弾丸タイIDPA旅行。
- 木曜の夜に出国
- 金曜の朝から練習
- 土曜のマッチに出場
- 日曜の朝の飛行機で帰国
我ながら「とんでもないことやったよね」と思う旅のことをつらつらと書いていこうと思います。
まずは練習の時のことを。
初めてのタイ
数年ぶりの海外旅行。パスポートも新しくとりました。
かんさいくうこう駅も久しぶり。
チャカさん(通訳兼お世話係)と一緒に
19時台の飛行機に乗って
ばびゅんと6時間。
タイには現地時間23時すぎに着きました。
タイ在住の日本人IDPAシューターのjyazzさんが迎えにきてくださって、ホテルへ。途中で何か食べ物や飲み物を買いたいのでコンビニに寄ってもらいたいとお願いしところ
なんとセブンイレブン。
並んでいる商品に多少の違いはありますが、陳列の感じに日本っぽさがあり不思議な気持ちになりました。
いや、日本より品数多くて整然としている気がする。洗濯洗剤のあたりは大きなドラッグストア感もある。
お水やちょっとめずらしいポテチをポンポンと買い物カゴに数点入れて600円ぐらい。
ホテルに着いて、翌日の練習に備える。
部屋は快適でしたが、そわそわして寝付けませんでした。
初めて実銃を撃つ日
タイの朝。
気温は思っていたほど高くない。じめっとした空気がまとわりつく感じ。
いざ、人生初の実弾射撃!の前に朝ごはん。
タイ語、全くわからないので、スマホをかざして翻訳ソフトに頼ってみたら、なんとなくわかるような……しかし「普通のご飯」って!
今回はjyazzさんがサポートしてくださるので安心。
ガパオライスをいただきました。
本場タイ料理、辛さにビビって一口目は恐る恐る。辛さの耐性は「辛いのはわりと好きな方。激辛はちょっと無理」レベルのわたくしですが、とても美味しくいただけました。
そして射撃場へ。
今回の旅の日程ではタイ観光の時間はとれないので、車内からタイを味わいました。あの文字を見ると「タイに来たなぁ」とテンションあがります。
射撃場
練習はプームパイリン射撃場で。
スワンナプーム空港から車で高速に乗って、道が空いていたら1時間ぐらいのところにある。
ねこが出迎えてくれました。
やたら人懐っこくてかわいかった。
パスポートを提示したり受付をすませて
射撃場の中へ。
めずらしさが勝って、これから実銃を撃つという実感がまだわかない。
リアルタイムでSNSにポストするか最後まで悩んで、撮るだけ撮ったいつもの「来ちゃった」
ここが今日、練習させていただくレンジ。絶対に日焼けしない服装選びをしましたが、屋根があって一安心。
チャカさんは一人で広いレンジを楽しんでました。
いつもの射場とは全然違うんだけど、でも「射場」なのは変わらないなと。おかしな日本語だけど、広さも的の大きさも違うけれど私たちがやっていることと同じ……そう思いました。
このシーンもいつものIDPAっぽい。
初めての実銃射撃
で、ここからは本当に違う。
実弾が入った段ボールを開封!
弾が1000発入った箱は持ってみたらとても重たかった。
これが9mm!!が入った箱。
これから実銃を撃つ……弾の写真を撮り忘れるぐらいに緊張したようです。
今回、お借りしたのはGLOCK G17 Gen5
まずはマガジンに弾をこめる。
ローダーを使いましたが、コツを掴むのにちょっと時間がかかりました。
ここに何発入れたか確認できる窓があるのも初めて知りました。
そして緊張の人生初の実弾射撃!
トリガーは想像していたよりも重たいし、反動も音も大きい。楽しい!っていうより怖い気持ちが大きかった。周りに人がいる状態でいつでも発射できる銃を持っているって思ったら怖くなってましまいた。銃口管理などエアガンでも気をつけているつもりですが、実銃を持ってみて、より一層気をつけねばと強く思いました。
やばい。
明日、IDPAマッチなんですけど?
ほんまにいける?
とても焦っていたのに、この人ときたら
自分のブランド通称チャカリランドのホルスターに高級な銃が入るのを確認してご満悦だったり。
え?それ、めっちゃ音の大きいエアガンでしたっけ??ぐらい普通に実銃を撃ったりで普段通り。
周りのタイのシューターの方々も「ほう、やるじゃないか」的な反応(に思えた)
や ば い
ど う し よ う
今さら止めるわけにもいかない。ならば練習するのみ。
いろんな銃を撃たせてもらってだんだん楽しい気持ちが勝ってきました。
エアガンでも2回ぐらいしか撃ったことがないリボルバー
PCCも
PCCが一番怖くなかったかな。
射撃線からの射撃以外にも翌日のマッチに向けた練習も。
練習にあたってはjyazzさんはじめ、KKB SHOOTING TEAMの皆さんに大変お世話になりました。
お昼ご飯はカオマンガイをいただきました。
途中大雨が降ってきたり
jyazzさんの師匠のスーパープレイを見たり
師匠からコンディション2からの射撃について教えてもらったり(超贅沢)
たくさん練習して
レンジを出ました。
白状すると、恐怖心からか握力が弱ったからか、途中トリガーが引けないことがありました。
さっき実銃はじめて撃って、動きのある射撃するなんてよく考えたら凄いことをしてしまった。でもこれは、銃の安全な取扱い方などハンドリングについてエアガンで一通り学んでいたのでできたこと。誰しもがさせてもらえることではない。今まできちんとしたことを学んできて本当に良かった。
帰りは別のねこが見送ってくれました。
晩御飯はホテル近くの屋台で。
ガイドブックに載らない、地元の人が普段食べるような屋台でのご飯。たとえ翻訳アプリを駆使しても注文できないようなメニュー。こういったのは最高に好きなのでとても嬉しかった。
マッチ前日にやること
マッチの前は銃のメンテナンスを自分でするもの、だそうですがそういったこともできないのでチャカさんにお願いして・・・
jyazzさんとおしゃべりをしながら、こんなことをして楽しんでいました。
GLOCK G17 Gen5の中
エアガンの中とどこがどう違うのか全くわかりません。
(チャカさんが)銃のお手入れが終わったら、ストレッチをして眠りました。
さすがに疲れてぐっすり眠れました。
【その2へ続く】