髪は女の命といいます。綺麗な状態を維持するにはそれはそれは手間がかかります。
髪は褒めてもらえることが多かったわたくし。近ごろは髪が伸びるがままにしておりました。髪に痛みが見え始めもうそれがストレス。
ある日、髪をバッサリ切ろう!と思い立ちました。そして、どうせ切ってゴミになるなら寄付をして誰かの役に立てばいいなぁと思ったのです。
寄付できる髪とは
寄付された髪は、病気などで頭髪に悩みを抱える18歳以下の子どもたちのウイッグを作るために使われるので基準があります。
・長さが31cm以上
・カラー、パーマ、ブリーチヘア、くせ毛、白髪でもOK
・完全に乾いていること
私の髪は長さは問題なし、染めてもいないし、パーマもしていないし白髪もないし引っ張っても切れにくい、多分いい髪質ということで誰かの役に立てばいいなぁと。
いざ美容院へ
切っちゃうんですか?と言われると少し心がゆらぐけれど「お願いします!」と。
ヘアドネーションは髪が完全に乾いていなければならないので、シャンプーの前に切らなければなりません。
髪を小束にして切る準備。
美容師さんに「最初の1束は自分でカットしたい」とお願いして切らせてもらいました。
小さな毛束がぶつり、ぶつりと切られていき、随分スッキリしました。
そしてここからさらに短くなっていったのでした。
切ってもらった髪は美容院から寄付する先に送ってもらうこともできますが、わたしはなんとなく自分でレターパックで送りました。
生きてて社会に貢献できることってないんですよね。献血は前はできたけど、比重が軽くてダメと言われることが続いてチャレンジしていません。
まあ髪の寄付も自己満足ですけど、きっと今から31cm以上伸ばすことはないだろうと思うので、人生最後のヘアドネーションになるでしょう。
自己満足のつづき
ある日突然、ショートヘアになったわたしに驚いた職場の同じフロアでよく会う女性に理由を聞かれた。
「深刻な理由からではないんですよー。髪は寄付しましたー」と話すと「そんなことできるんですね」と。
その話をした1ヶ月後、その女性も髪をバッサリ。
理由を聞いてみたら育児で自分の髪のお世話がおろそかになって、ストレスになっていたけど切るのはもったいない気持ちがあった。でも、寄付できるならとバッサリいきました。いいキッカケをありがとう、と。
うまく言えないけれど、ちょっと嬉しかった。